ハイサイ!!
沖縄の夏の年中行事といえばお盆!!(旧盆ともいいます)
沖縄のお盆がなぜ旧暦で行われるかと言うと、中国文化の影響を受けているから?とされています。
祖先崇拝・ご先祖さまを大切にする風習が沖縄には根付いている今年のお盆期間は8月28日〜30日の3日間各家庭で行われました。
旧盆初日はご先祖様のお迎えする大事なで、
◎1日目:「ウンケー」(ご先祖様をお迎えする日)
◎2日目:「ナカビー」(中間の日)
◎3日目:「ウークイ」(ご先祖様をお送りする日)
食べては飲んでとパラダイスな3日間か続くのです。
1日目:「ウンケー」
初日のウンケーは夕方になると、ご先祖様をお迎えする儀式をします。
線香の上にご先祖様が乗って入ってくるといわれているので、玄関で線香を2本と半分に火をつけ先祖をお迎えします。家主がそれを持って仏壇の香炉に立てます。夕飯は「ウンケージューシー(お迎え用の炊き込みご飯)」や酢の物をお供えします。焚いた線香が消えたら「食事が済んだよ〜」とオジーオバーの合図だとされています。
2日目:「ナカビー」(中間の日)
ウンケーで迎えた後は、1日3食をご先祖さまと共にいただきます。
ナカビはご先祖さまが家の中でくつろぐ1日で仏壇がある家には親族がご先祖さまにお供えを持ってあいさつに回ってくる日で、お中元もこの日に配ります。仏壇に線香をあげてウートートー(先祖に挨拶)して談笑します。ちなみに私の家ではナカビーに中身汁(なかみじる)を食べます!
(ナカビーだけに中身!?)
3日目:「ウークイ」(ご先祖様をお送りする日)
ご先祖様を見送る旧盆のダイメインクライマックスとなる重要な日です。
三度の食事をお供えし、夕食には、豚肉、かまぼこ、天ぷら、カステラかまぼこ、こんにゃく、昆布、ごぼう、餅などをお重に詰めてお供えし、あの世(天国)へお送りします。
しかし!お送りする前にダイメインクライマックスのイベント「ウチカビ」と呼ばれるあの世のお金を焚き上げるという少し変わった風習を行います!!
ウチカビを焚くことで、ご先祖さまはお供えものと一緒にあの世にお金を持って帰れるんです。
ちなみに、ウチカビ1枚あたりあの世の価値で50万円という説もあります。
ということは、、、20枚を焚くと1,000万!!
沖縄のご先祖さまはみんな大金持ちってことですね〜
以上、沖縄のお盆を紹介しました。
お盆は、地域や家庭によって供養のしかたは多少変わります。
また、生活様式の変化などで少しづつ簡素化されていますが、祖先を崇拝し敬う気持ちは、これからも継承すべき大切なものだと思います。
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